日本人お断り!


日本人お断りのラーメン屋が石垣島にある!

嘘か誠か、日本で「日本人は客じゃねぇ」と言い切ったお店があるとかないとか。

よくよく見たら知り合いでした。うーん。こんなことあるんだなぁ。

めっちゃバズってますが、ここのオーナーとは一緒に働いたことがあります。
といっても日本でまだ駆け出しのころ、同じ会社にいた、ってことだけですけど。


客商売としてどうなのか?

ネットでは色々言われていますが、個人的な感想は

「正直店の勝手では?」

と思いました。


もし取引先の会社が出してきた契約条件がいやであれば、取引しませんよね?
これが身近な飲食店、しかもラーメン屋ということで賛否両論出ていますが、本質はこれと一緒じゃないかと思います。

客が上なのか?とか国籍差別だとか、いろいろありますが、目に見えないだけで法律上は双方の合意がある「契約」です。
契約条件が不満であれば、契約しなければよいだけです。これは店側も客側も一緒です。



・・・・


とまぁ屁理屈はここまでにして、

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

経営的には?

経営目線でみると、固定客がいないのはかなり痛いです。

デジタル大辞泉の解説
こてい‐きゃく【固定客】
その商品やサービスなどを定期的・長期的に購入する客。常連。お得意さん。「固定客が付く」「固定客をつかむ」

https://kotobank.jp/word/%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E5%AE%A2-674948

もうちょっと突っ込んで言うと、経営上リスクがある、ということです。

極端にいうと、いわゆる坊主(一人もお客さんが来ない)の日も出てきてしまいます。
というのは固定客の総量が少ないからです。

坊主がある=売上ゼロの日がある≒売上が安定しない≒利益が安定しない

特にラーメン屋のような低単価の商売だと、固定客がいないと成り立ちません。

特に石垣島のようなボリュームが少ない場所では、固定客を掴まなければ売り上げが安定しません。
観光地だから、シーズン以外は固定客がどれだけいるかが重要になってくるはずです。

シーズンだけ稼いであとは閉める、という商売ならいいですが・・・

のんびり暮らせそうだけど商売となるとね・・・タイも一緒かな
Macoto SeimoriによるPixabayからの画像

といっても「実はシーズン中の売り上げがあれば暮らしていけるんだよ。わっはっは・・・」
という可能性もあるので何とも言えませんが。


敢えてメリットを挙げてみる

  • 自分が満足いく営業ができる
  • 精神的ゆとりができて店のクオリティがあがる
  • 観光客が増える
  • 有名人の仲間入り

おお、結構いいことある。
でもデメリットのほうがおおきいなぁ・・・(個人の感想です)

商売やっている以上、売り上げや利益が大事だと思われますが、特にラーメン店で独立している人はそれ以上に「自分のやりたいようにやる」というのが内面にあります。


純粋に利益追求なら、オーナーが現場に立って、かつ席数の少ないラーメン屋を商売としてはまず選びません。

自分のやりたいようにやるというのが、コンセプトであるのか、味であるのか、接客であるのか、それは人それぞれですが、とにもかくにもまず自分。意外にこれ大事です。ブレちゃうんで。

ただし商売である以上、客がいて成り立つものなので、今回の施策でお客さんが喜ぶのであれば正解、喜ばないのであれば不正解、ということです。


「答えは客が知っている」

某居酒屋の文言。真理だなぁ。。。


しかしこれで卒業生2人バズりましたねー。本業とあまり関係ないところでバズってるけど・・・
うちより確実に有名になった(笑)



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

fifteen − eight =

Related Post

会社にする必要性会社にする必要性

僕は日本に会社がないので、タイベースでいろいろ考えますが、会社登記や税金などもタイのことはなんとなくわかりますが、日本のことはさっぱりわかりません。 今回はタイで会社を設立するメリット、デメリット、なぜ会社登記をする必要 […]

味づくりについて味づくりについて

自分の味 当店の主力商品は玉ねぎスープを熟成させた「熟成醤油そば」です。あっさりしているので飲んだ後の締めに食べても胃が持たれず、それでいてコクのある醤油ラーメンです。 分類で言えば「高山中華そば」になるのですが、通常の […]