毎年ソンクラーンに日本に行っています。
里帰りというのもありますが、メインは日本のラーメンやお店のお勉強です。
最近は 純粋にラーメンや料理の味を見る、いうよりも、店のコンセプトだとか、内装、売り出し方を見ており、参考になるところを色々見て回っています。
今回は東京に行ってきました。
いや~、今回も一杯食べました。
このほかにも、うどん、寿司、フレンチなども周り、飲み会まであったので途中から胃の調子が悪くなりました(笑)
デザートも食べたし・・・
毎回食べるコメダコーヒーのシロノワールは今回食べられませんでした。
食べたかったな・・・
色々お店回って
やっぱり日本は素晴らしいですね。
街はきれいだし、静かだし、ちょうど桜の時期だったので、風情もあって、最高でした。寒かったのがあれでしたが、いいところです。
ただ仕事をするには大変そうだなーと思います。
経営者目線で思ったこと
まず店が多すぎます(笑)
駅前はほとんど飲食店。雑居ビルでも全部埋まってました。
そして働き手が少ない。売価が安い。
ある程度のクオリティがあって、高単価にシフトしているところはありましたが、全体的に売価が安すぎるような気がします。
僕の印象ですが、料理のクオリティ高いところのほうが売価が安い。チェーン店なんか特に。
あと東京だとやっぱりインバウンド需要がかなりあるんじゃないかなーと思いました。
今のうちに(もう遅い?)旅行者が来やすい、日本に来たら来るべきだという感じに持っていければ、まだまだ伸びるんじゃないかなと思います。
まぁそれが簡単にできないから難しいんでしょうけど。
改めて僕らとは戦ってる土俵が違うなーと思います。
でもメニューに英語や中国語をのせることぐらい簡単にできますので、それさえもやっていないところは「なんだかもったいないなー」と感じてしまいました。
従業員目線で思ったこと
仕事が多い。
外人のお客さん勝手がわかってないから説明大変。
忙しいのに給料あがらない。
そんなに頑張りたくない
店員さんで、ぼーっとしてる人、座ってる人、携帯いじってる人、一人もみませんでした。ちょっとどんくさそうだなー、という人も呼ばれたらしっかり返事するし。基本的に何か手を動かしてました。全員。
ただまだ外人慣れしてないのか、日本語通じないお客さんだとかなりぶっきらぼうな対応。ギャップが激しい。まぁ行列つくって近隣からクレーム来てしまうくらいなので、ルールがわからない人にはそうなってしまうのも、わからないでもない。
そして従業員が少ないので、負担が大きそう。
以前働いていたお店にも行ったのですが、売り上げが上がってきて、かなりの客数を少ない従業員で回しています。
これがジャパンクオリティ・・・だけど一概にいいとは最近思えなくなってきました。
やらなきゃいけない感
これが日本独特の文化だといえばそうなのですが、なんだかなーと思います。
よく日本はほかの先進国に比べて生産性が低いなんて耳にしますが、今の飲食店見てるとそういわれるのも仕方ないのかなーと思います。
飲食店だと、極端な話、売価を2倍とかにしちゃえば、一気に生産性は2倍になります。(言い方あってる?)
少ない労力で同じ売り上げが取れるわけです。もちろん人数が変わらないという前提ですが。
席数が決まってて、営業時間も決まっているなら、生産量(提供スピードなど)をどれだけ上げても早い段階で限界がきます。人気店ならなおさら。
売価を上げれば、従業員の負担も減り、利益も取れて、それによってサービスや雰囲気も良くなって、仕入れ業者も価格上げれて三方良しじゃないかなー。
特に今インバウンド需要をとれているお店は、早々に相場より倍ぐらいにあげちゃったほうがいいんじゃないかと。
味集中カウンターでおなじみの「一蘭」は既にやってますね。
さらにお土産でも客単価上げて、豚骨使わないラーメン(もはや豚骨ラーメン屋ではない)も取り入れて、完全に流れ作ってます。
日本人には高いと大不評ですが、これこそが生き残る道だと思います。
というわけで今回はここまで。
おまけ