タイのラーメンの立ち位置


ラーメンってすごい不思議な食べ物です。

人によってイメージが違います。

スープ一つとっても豚骨ラーメンなのか、味噌ラーメンなのか、いやいや、ラーメンといえば醤油に決まってんだろう!

日本でも地域によってこれだけの差がある食べ物です。
でもくくりは「ラーメン」。全国共通。

こんな食べ物ほかにないですよね?味噌汁ぐらいかなー




タイでは・・・

じゃあタイではどうなのか?

僕の見てきた印象では、やっぱりラーメンといえば


「豚骨」

これ一択。



FUJIYAMA55の豚骨魚介ラーメン
日本にはメニューにありませんが、海外では必ず必要になるとのことで入れました。

タイで展開しているラーメンチェーンもほとんど豚骨ラーメン主体のお店です。例外は8番ラーメンぐらいです。

やっぱり豚骨ラーメンが、ビジュアル的にも、味的にもわかりやすく、好まれやすいという傾向があると思います。




ラーメンは安い食べ物じゃない

日本人はラーメンって、値段が上がったけれども、まだ高級な食べ物ではない、と考えています。


でもタイでは違います。

1杯200バーツのラーメンは、現地の人にとってはまだまだ高い水準です。


今もう違うかもしれませんが、昔はバーツ金額にゼロをもうひとつつけると現地人の感覚がわかる、と言われてました。


例えばみんな大好きカオマンガイ。大体50-60バーツぐらいです。


これにゼロを追加すると500-600です。つまり500円~600円。(あくまで感覚の話)


ムーピン1本10バーツは100円。缶コーラ12バーツは120円。



そうなるとラーメン一杯

2000円!



そんなラーメン食べないですよね。普段。



この感覚がタイの一般人だそうです。大卒初任給15000バーツ、ホワイトカラーで2万バーツ、5万バーツの給料がほしいなら、日本語がペラペラで仕事の経験がないとそんなにもらえません。もちろん会社によって違いますよ!

とはいえそれでも毎日食べるような金額ではありません。つまりラーメンは日本人と違って、



日常食ではない


ということになります。

日常食ではないということは、日本のラーメンを食べる人口が日本より少ない、というのはもう確定です。

ですので、「味がいいから」「立地が良くなくても」「売れる」、という三段活用は通用しません。要は日本と同じやり方ではなかなか難しい。




ラーメンの売り方

日常食ではないものをどうやって売っていくか?これにはいろいろ考え方があって、各企業ともしのぎを削っています。


あるところは、売価を下げて日常食に持っていく、というやり方。



あるところは、高級食材を使い、エンターテイメント性を持たせて話題にする、というやり方。



あるところは、色々やり方を変えず、真面目にラーメンを売ってブランド力を高めていくやり方。



ラーメンを作ってる側としては、最後のやり方が一番根付くやり方じゃないかなーと思いますが、いかんせん時間がかかります。


日本と違うところは、みんなビジネスとしてやっている、ということが大きな違いですね。



ビジネスとして考えるなんて、そんなの当たり前じゃん、というかもしれませんが、意外と考えてないラーメン屋さん多いです。「自分だけ食っていければいい」「あまり色々考えたくない」「自分の味が好きな人にだけ食べてもらえればいい」とか。

でもタイのラーメン屋さんは基本的に企業が投資案件として経営しているので、みんなどうやって利益を出していこうか必死に考えています。



だから

「鳴かぬなら、鳴くまで待とう」

なんて人はほとんどいません。

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