少し前に話題になりましたが、テレビでタイ移住を紹介している番組がありました。
日本ではこれだけなのに物価の安いタイで暮らすとこーんなに!みたいな感じで。
僕は直接見てないのでわかりませんが、要約するとこんな感じ
その番組を見ていたタイ在住日本人たちはやはりというか、首をかしげるところがあったみたいです。
もちろんテレビ番組なのでいいところを主に紹介するわけですが、勘違いしてしまう人もいるのではないでしょうか。
まぁ移住するような人はあらかじめネットで調べていると思いますが。いい時代ですね。
ネットでもよく話題になりますが、タイでの生活費ってどれぐらいかかるんですか?という記事がよく目につきます。
やっぱり気になる人は多いんですね。
これがどれぐらいかかってあれとこれそれが云々。。。
正直いいますとそれは人によって全然違うので何とも言えません。
ちなみに僕が以前働いていた時の簡単な内訳
家賃 会社負担
単位はバーツ
食費 5,000
交際費 20,000
交通費 3,000
通信費 500
医療保険 3,500
積立保険 17,000
残り 貯金
家賃は会社負担(光熱費、Wi-Fi込みで4500バーツぐらい。4万5千じゃないですよ!)。
食費は家で食べる分。交際費は飲みに行ったりマッサージいったり。
通信費は携帯代のみ。ほぼ交際費(笑)
結構使ったな~と思ったときは3万バーツぐらい。仕事柄色々な店に食べに行ったりしてたので。
保険は全部まとめて払っていたので、月で割ってバーツに直すとこれぐらい。医療保険は日本の駐在員用保険(今は値上がりしたので別のタイの保険にしています)積立はタイの保険です。住民票を抜いて年金を払っていないので、年金代わりに・・と思ってやっていました。
ちなみに僕が住んでいたところは周りに日本食屋はほとんどありません。
電車も家の近くにはないので、スクンビット周辺に来るときはタクシーを使ってBTSの駅まで行きます。だからちょい高め。
ね、参考にならないでしょ?
普通の生活で普通の食事で・・・相場が知りたいんだよ!という声が聞こえてきそうですが・・
敢えて想像してみます。
家賃 15,000 (光熱費込み)
単位はバーツ
食費 10,000
通信費 500 (携帯のみ)
交際費 10,000
医療保険 適度に
こんな感じでしょうか。
食費は日本の食材を買うとどうしてもこうなります。
その分交際費を抑えないといけないのであまり遊びには行けません。
積立の保険はやらずに最低限の医療保険であれば月2000バーツぐらいでいけるんじゃないでしょうか。
それでも35000バーツほどかかります。
これぐらいは最低限かかる、という認識でいいと思います。
ここから、日本食をどれぐらい食べに行くか?休みの日に何をするか?など人によって差が出てきます。あ、あと会社の経費がどれぐらい使えるか?も結構重要。
給料上げると個人の所得税負担が増えるので、会社によってはその分会社経費で落としてもいい、という会社もあります。
好待遇ですね。ちなみに会社にとっては何のメリットもない(経費控除できない)ので非常に良心的です。
あくまで僕の感覚ですが、日本と比べて生活が楽かといえば、決してそうとも思いません。
日本食は軒並み高価ですし、家賃だってスクンビット界隈は決して安いとは言えません。
給料もいきなり日本から来て就職したとしても、ある程度の専門性がないと今のバーツ高だとほとんど変わらないと思います。
一つの目安として、10万バーツの給料があれば楽かな、と思います。
でもこれって34万円ですよ。年収で400万。日本でもぼちぼちもらってるほうだと思いますよ。
これぐらいの給料なら敢えて移住するメリットがないような気がします。
日本で給与所得以外で収入があって、かつタイであまり縛られずに働く、というのは一つの手だとは思います。
生活費が安いから移住するというのは、もう過去のことだと思わざるを得ません。
あとはタイの文化や習慣、食生活が自分にあうかどうかだけですね。