日本人お断りのラーメン屋が石垣島にある!
嘘か誠か、日本で「日本人は客じゃねぇ」と言い切ったお店があるとかないとか。
よくよく見たら知り合いでした。うーん。こんなことあるんだなぁ。
めっちゃバズってますが、ここのオーナーとは一緒に働いたことがあります。
といっても日本でまだ駆け出しのころ、同じ会社にいた、ってことだけですけど。
客商売としてどうなのか?
ネットでは色々言われていますが、個人的な感想は
「正直店の勝手では?」
と思いました。
もし取引先の会社が出してきた契約条件がいやであれば、取引しませんよね?
これが身近な飲食店、しかもラーメン屋ということで賛否両論出ていますが、本質はこれと一緒じゃないかと思います。
客が上なのか?とか国籍差別だとか、いろいろありますが、目に見えないだけで法律上は双方の合意がある「契約」です。
契約条件が不満であれば、契約しなければよいだけです。これは店側も客側も一緒です。
・・・・
とまぁ屁理屈はここまでにして、
経営的には?
経営目線でみると、固定客がいないのはかなり痛いです。
デジタル大辞泉の解説
https://kotobank.jp/word/%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E5%AE%A2-674948
こてい‐きゃく【固定客】
その商品やサービスなどを定期的・長期的に購入する客。常連。お得意さん。「固定客が付く」「固定客をつかむ」
もうちょっと突っ込んで言うと、経営上リスクがある、ということです。
極端にいうと、いわゆる坊主(一人もお客さんが来ない)の日も出てきてしまいます。
というのは固定客の総量が少ないからです。
坊主がある=売上ゼロの日がある≒売上が安定しない≒利益が安定しない
特にラーメン屋のような低単価の商売だと、固定客がいないと成り立ちません。
特に石垣島のようなボリュームが少ない場所では、固定客を掴まなければ売り上げが安定しません。
観光地だから、シーズン以外は固定客がどれだけいるかが重要になってくるはずです。
シーズンだけ稼いであとは閉める、という商売ならいいですが・・・
といっても「実はシーズン中の売り上げがあれば暮らしていけるんだよ。わっはっは・・・」
という可能性もあるので何とも言えませんが。
敢えてメリットを挙げてみる
- 自分が満足いく営業ができる
- 精神的ゆとりができて店のクオリティがあがる
- 観光客が増える
- 有名人の仲間入り
おお、結構いいことある。
でもデメリットのほうがおおきいなぁ・・・(個人の感想です)
商売やっている以上、売り上げや利益が大事だと思われますが、特にラーメン店で独立している人はそれ以上に「自分のやりたいようにやる」というのが内面にあります。
純粋に利益追求なら、オーナーが現場に立って、かつ席数の少ないラーメン屋を商売としてはまず選びません。
自分のやりたいようにやるというのが、コンセプトであるのか、味であるのか、接客であるのか、それは人それぞれですが、とにもかくにもまず自分。意外にこれ大事です。ブレちゃうんで。
ただし商売である以上、客がいて成り立つものなので、今回の施策でお客さんが喜ぶのであれば正解、喜ばないのであれば不正解、ということです。
「答えは客が知っている」
某居酒屋の文言。真理だなぁ。。。
しかしこれで卒業生2人バズりましたねー。本業とあまり関係ないところでバズってるけど・・・
うちより確実に有名になった(笑)